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 「丸駒温泉旅館」は支笏湖の北岸に位置し、国道453号から幌美内分岐に入って約3km進んだ行き止まりにある。大正4(1915)年当時土木技師をしていた佐々木初太郎が坐骨神経を患い、アイヌの人から温泉の湧き出る場所を教えてもらい、大正4(1915)年12月に小舟で支笏湖を渡って発見したという。大正4(1915)年12月を開湯・創業としている。2年後の大正6(1917)年に草ぶき小屋の温泉宿を開業した。宿名の由来はかつて恵庭岳の麓で硫黄採掘に運搬していた馬が怪我を癒したという伝承から(注)。昭和42(1967)年に陸路が開通するまでは船が唯一の交通手段だった。昭和60(1985)年に3代目館主の元、全面改装に着手し、2期に渡る工事を経て昭和63(1988)年7月に完成した。
 佐々木初太郎の後に2代目~4代目と続いたが、新型コロナの影響で宿泊客の激減などで、令和3(2021)年8月に民事再生法を申請。創業家は経営権を返上。順調に経営再建が進み、令和8(2026)年4月、地元の「千歳観光連盟」による経営に変わった。創業110周年を迎えた「春駒温泉旅館」は、令和(2024)年12月20日にロビースペースの大規模な改装を終えてリニューアルオープンした。

(注) 支笏湖歴史年表には「明治12(1879)年 塩谷栄作が漁に来住、旅館経営(屋号〇に駒)し、後に幌美内に温泉宿を営む。」とあるので、この〇駒にあやかった可能性がある。

・参考資料
「新千歳市史通史編下巻」
「温泉達人コレクション」

◇基本データ
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■千歳市幌美内7、日帰り入浴料:大人1,200円、営業日:金曜・土曜・日曜、営業時間:10時~14時(15時退館)
2026/9/24現在

■公式HP


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ロビーラウンジには暖炉(ペレットストーブ)を設置。チェックイン~22時まで、ソフトドリンク、コーヒー、ステックアイスが無料(ワインは別料金)で提供されるウェルカムサービスを実施している。

◇宿泊
じゃらんプラン名 【1泊朝食付】国立公園の絶景が広がるサウナ湯治で身も心もとける~朝日とサウナと水風呂と/夕食なし山側和室(1泊朝食・素泊用) で予約。14,000円(税込・サービス料込)+150円(入湯税)+100円(宿泊税)、チェックイン可能時間18時~22時、チェックアウト10時。
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案内されたのはロビーと同じ階の2階。エレベーター前に電子レンジ設置。
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 案内されたのは山側(駐車場側)和室。夕食なし朝食付きは山側になる。布団敷きはセルフ。
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フリーWi-Fi利用可。
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カミソリ・歯ブラシはフロントに置いてある。
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浴衣はMサイズ。他のサイズはエレベーター前にある。
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 売店の冷凍庫ケースに、ピザ、かにめし、五目炒飯、ドリア、釜めしがある。売店に電子レンジ、箸も用意している。袋ラーメンはあるが、カップラーメンは置いていない。
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ポロピナイ園地のポロピナイ食堂で16時頃、からあげ定食(1,200円)を食べてきたが、丸駒売店で夜食用に、かにめし(1,100円)を購入してレンジで温めて食す。

◇食事
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朝食はロビーラウンジでとる。開店前にテーブルの入れ替えと配置換えがある。6時45分~9時。特に時間指定なし。一人客は海側の小さなテーブル席に案内される。
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 朝食はバイキング。
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サラダ
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 ケーキ、フルーツ
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煮物・焼魚・焼きそば・ウィンナーなど
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焼売
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ご飯のお供
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海苔・たらこ、梅干し・イカのジャン辛、カレーもある。
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ライブキッチン(目玉焼き・プレーンオムレツ)
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 ドリンク
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盛り付けの一例。トレーの外にご飯と味噌汁を置くとかなり窮屈になる。

■温泉棟
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エレベーターで1階。温泉棟入口付近。
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オフィシャル撮影タイム 毎朝9時10分~9時30分
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 大浴場入口。宿泊客はチェックイン~23時、4時~9時まで利用可。
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 右手に貸切風呂。詳細は公式HP。
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2026/9/24 オフィシャル撮影タイム
 脱衣所に貴重品ボックスあり。

◇温泉分析表(脱衣所掲示)
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2026/9/23撮
◎地蔵岩
令和4年9月26日に作成した温泉分析書(日本衛生株式会社)。泉温(温泉槽流入前給湯栓):27.6℃(気温:20℃)、湧出量:※ℓ/分(動力揚湯)、pH値:6.5、溶存物質:1.577g/kg、成分総計:1.703g/kg、泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉(低張性中性低温泉)(旧泉質名:旧泉質名:含土類・石膏-食塩泉)
 温泉達人コレクションによると、いとう温泉の横で自噴しているらしい。
◎2号井
令和元年10月10日に作成した温泉分析書(日本衛生株式会社)。泉温:51.3℃(気温:20℃)、湧出量:120(聴取)ℓ/分(動力揚湯)、pH値:6.6、溶存物質:1.728g/kg、成分総計:1.832g/kg、泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉(低張性中性高温泉)(旧泉質名:旧泉質名:含土類・石膏-食塩泉)
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2026/9/23撮
◎1号井
令和元年10月10日に作成した温泉分析書(日本衛生株式会社)。泉温:50.3℃(気温:20℃)、湧出量:120(聴取)ℓ/分(動力揚湯)、pH値:6.3、溶存物質:1.726g/kg、成分総計:1.913g/kg、泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉(低張性中性高温泉)(旧泉質名:旧泉質名:含土類・石膏-食塩泉)
◎砂利風呂
令和4年9月20日に作成した温泉分析書(日本衛生株式会社)。泉温:46.6℃(気温:23℃)、湧出量:※/分(動力揚湯)、pH値:6.5、溶存物質:1.475g/kg、成分総計:1.625g/kg、泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉(低張性中性高温泉)(旧泉質名:旧泉質名:含土類・石膏-食塩泉)

1号井、2号井、地蔵岩、砂利風呂の温泉分析書を掲示しているが、どの浴槽にどの源泉を使用してい.るのか表示がない。ネット検索すると、男風呂では2年前まで1号井、2号井、地蔵岩の温泉分析書を掲示していたようだ。女風呂では現在は1号井、2号井、地蔵岩源泉、砂利風呂源泉の温泉分析書を掲示しているが、2年前まで1号井、2号井、砂利風呂の温泉分析書を掲示していたようだ。気ままに温泉。時々グルメによると、2014年から内風呂は1号井と地蔵岩源泉、展望露天風呂は砂利風呂源泉に変わったようだ。


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2006年11月撮
 2006年11月当時温泉分析表。ボードに転記したもので、1号井と2号井のみ。イオン欄は省略している。

◇温泉成分に影響を与える項目

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2006年11月撮
 4項目該当なし。源泉かけ流し。約50度で湧き出る丸駒の源泉は、支笏湖の湖水を貯めた熱交換パイプの周囲を巡ることで冷やされる。2026年9月現在、熱交換システムの掲示はない。混合方式に変えたのか、数年前に掲示物を撤去している。

◇内風呂(男湯)
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2026/9/24 オフィシャル撮影タイム
 石畳の浴室に、低温湯、中温湯、高温湯、サウナを配置。シャワー付きカラン10台、立シャワー1台、シャンプー・コンディショナー、ボディソープあり。

・低温湯
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2026/9/24 オフィシャル撮影タイム
 黄褐色を帯びた微濁の湯。注湯量は約30ℓ/分。二つの源泉が内部で混合している。1号井と地蔵岩源泉と思われる。知覚的には、金気臭、微弱金気塩味。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。ぬるめの湯で、ツルスベ感とキシキシ感が拮抗したような浴感である。
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2026/9/24、8時~8時20分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。源泉100%かけ流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度40.9℃、pH6.52、ORP値は5mvに収束した。
浴槽:温度38.7℃、pH6.66、ORP値は22mvに収束した。

・中温湯
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2026/9/24 オフィシャル撮影タイム
 黄褐色を帯びた微濁の湯。注湯量は約30ℓ/分。二つの源泉が内部で混合している。1号井と地蔵岩源泉と思われる。地蔵岩源泉の混合比率は低温湯と比べると少ない。知覚的には、金気臭、微弱金気塩味。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。丁度い湯で、ツルスベ感とキシキシ感が拮抗したような浴感である。
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2026/9/24、8時~8時20分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。源泉100%かけ流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度43.7℃、pH6.52、ORP値は-10mvに収束した。
浴槽:温度40.7℃、pH6.81、ORP値は10mvに収束した。

・高温湯
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2026/9/24 オフィシャル撮影タイム
 黄褐色を帯びた微濁の湯。注湯量は約20ℓ/分。1号井と思われる。熱交換はしていないようだ。知覚的には、金気臭、微弱金気塩味。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。熱めの湯で、ツルスベ感とキシキシ感が拮抗したような浴感である。
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2026/9/24、8時~8時20分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。源泉100%かけ流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度47.3℃、pH6.44、ORP値は-13mvに収束した。
浴槽:温度43.7℃、pH6.62、ORP値は2mvに収束した。

◇展望露天風呂(男湯)
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2026/9/24 オフィシャル撮影タイム
 内風呂からドアを開けると、左手に展望露天風呂、右手に水風呂、飲泉所を配置。
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2026/9/24 オフィシャル撮影タイム
 展望露天風呂コーナーに引用許可を受けた飲泉所を配置。飲泉は2号井を使用。水風呂は支笏湖の湖水をかけ流しで利用している。
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2026/9/24 オフィシャル撮影タイム
 段差があるので注意を要する。緑褐色を帯びた濁り湯。注湯量は約20ℓ/分。2号井と思われる。熱交換はしていないようだ。知覚的には、金気臭、微弱金気塩味。溢れた湯は湯縁切れ込みからオーバーフローしている。キシキシ感よりもツルスベ感が優勢な浴感がある。
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2026/9/24、8時~8時20分、浴槽内でORP計測。源泉100%かけ流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度47.4℃、pH6.39、ORP値は-56mvに収束した。
浴槽:温度40.7℃、pH6.84、ORP値は-45mvに収束した。

◇遊離残留塩素測定
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2026/9/24、8時20分頃、中温湯で試料をミニボトルで採取し、遊離残留塩素測定器で遊離残留塩素濃度を測定。
測定値は0.00ppmとなり、遊離残留塩素の未検出を確認した。

◇天然露天風呂(男湯)

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 脱衣所から渡り廊下を伝って行くと男女別の天然露天風呂に出る。男湯約40m。
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 2026/9/24 オフィシャル撮影タイム
 脱衣所がある。

◎温泉分析書(岩風呂)
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令和元年10月10日に作成した温泉分析書(日本衛生株式会社)。泉温:38.1℃(気温:20℃)、湧出量:※ℓ/分(自然湧出)、pH値:7.0、溶存物質:1.613g/kg、成分総計:1.644g/kg、泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉(低張性中性低温泉)(旧泉質名:旧泉質名:含土類・石膏-食塩泉)
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2026/9/24 オフィシャル撮影タイム
 足元から湧き上がる源泉を岩でせき止めた足元湧出泉。水門に砂利を増減して排水量を加減しながら湯温を調整している。水門の向こうに調整池がある。支笏湖の水位と比例している。排水量を多くすれば砂利下の湧出量が増えて湯温上昇。排水量を少なくすれば、湧出量が減ると同時に湯温が低下する。
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2026/9/24 オフィシャル撮影タイム
 無色透明の湯。撮影時期の水深は約70cm~80cm。季節により30cm~120cmの間で変化する。平成12(2000)年6月には大雨の影響で水深160cmにも達した。ぬるめの湯で、キシキシ感は控えめで滑らかな肌触りである。
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2026/9/24、9時30分頃、浴槽内でORP計測。源泉100%かけ流しで、塩素系薬剤未使用。
浴槽:温度36.2℃、pH7.12、ORP値は43mvに収束した。

◇天然露天風呂(女湯)
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2026/9/24 オフィシャル撮影タイム  
 
女性の天然露天風呂は脱衣所からアップダウンの通路を通った約70mのところにある。男湯より小ぶりな感じである。

◇電位-pH図
スクリーンショット
 算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
 いずれも還元系にあり、温泉の鮮度は良好である。
・中温湯AI(△)(エージングの進行度mv)
 ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×6.8)×1000=520.4
 AI(△)=520.4-206≒314