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 道道88号を夕張方面に向かっていくと、「栗沢温泉」の案内看板のところで裏山を背後にして一軒宿が見える。「栗沢温泉」は開湯1909年と古い歴史を持ち、かつては温泉旅館だったという。現在は日帰り専用となっている。予想に反して意外にも地元客で賑わっていた。

平成23年1月末で廃業

◇基本データ
岩見沢市栗沢町宮村339、入浴料600円、9時~20時、第2木曜定休

◇温泉分析書Ⅰ(脱衣所前掲示)
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昭和53年8月11日に作成した温泉分析書(北海道薬剤師会公衆衛生検査センター)。泉温:11.4℃(気温:23.7℃)、湧出量:2.3ℓ/分(自然湧出)、pH値:9.4、溶存物質:0.2765g/kg、成分総計:0.2765g/kg、泉質:単純硫黄泉(緊張性低張冷鉱泉)

◇温泉分析書Ⅱ(脱衣所前掲示)
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昭和53年8月11日に作成した温泉分析書(北海道薬剤師会公衆衛生検査センター)。泉温:11.2℃(気温:23.7℃)、湧出量:11.4ℓ/分(自然湧出)、pH値:9.4、溶存物質:0.6886g/kg、成分総計:0.6886g/kg、泉質:単純硫黄泉(緊張性低張冷鉱泉)

◇温泉成分に影響を与える項目
・源泉温度が低いので入浴に適した温度に保つため加温している。
・源泉をボイラー入れ加温してかけ流ししている。
・循環ろ過していない。
・塩素系薬剤は夜掃除の時だけ使用している。

◇内風呂(男湯)
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 こじんまりした浴室に、かけ湯(ほとんど冷水)、湯船一槽、シャワー付カラン2台、シャンプー類はない。
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 源泉注水口:冷鉱泉温度8.9℃(計測時以下略)、pH9.3、硫化水素臭、タマゴ味、注水量約5ℓ/分程度。微乳緑色を帯びた透明の湯。曇りガラスの仕切り下は女湯と湯繋がりになっている。冷鉱泉注水口の左側には保健所の許可を得た飲泉蛇口がある。
 女仕切りとの下にある石周辺から50℃前後の湯が吐出している。湯船の中ほどで、湯温41.5℃、pH9.3を計測。湯底には1箇所吸込み口があり、湯が吸込まれている。経験則上、湯は循環しているのだろう。一部は湯縁からオーバーフローしている。半循環方式(冷鉱泉注水口の源泉+加熱循環&一部かけ流し併用方式)と査定。「循環ろ過していない」という循環表示は厳密に云えば少々無理がある。湯船の右側に加水用の蛇口があるが、湯客が使用することは滅多にないだろう。pH9.3の湯は驚くほどつるすべ感がある。入浴料600円はちと高いが、夏までに再調査してみたい。