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 昭和初期に建てられたという割烹旅館を改装した純和風の古い造りに風流な暖簾が良く映える。日帰り入浴の場合、受付には誰もいないので御入浴代金入れの箱に客が勝手に料金を入れるという按配。風呂はは男女別の内風呂の他に、大露天風呂(混浴)・川沿いの露天風呂(混浴)、女性専用露天風呂がある。

◇基本データ
■伊達市大滝区北湯沢温泉町、入浴料500円、12時~18時


◇温泉分析書(脱衣所掲示)

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 昭和46年11月10日に作成した温泉分析書(北海道立衛生研究所)。泉温:95℃(気温:5℃)、湧出量:150ℓ/分、pH値:8.2、溶存物質:0.960g/kg、成分総計:0.963g/kg、泉質:硫化水素泉(緊張性低張高温泉)

◇温泉成分に影響を与える項目その他湯情報
・源泉温度が95℃あるため加水している。(保健所「該当」確認シール添付)
・飲泉不可。

◇内風呂(男湯)
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 こじんまりした浴室に小浴槽が一槽。洗い場には、シャワー付カラン1台と汲み湯のみ。シャンプー・石鹸あり。
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 ほとんど無色透明の湯船に湯口から65.2℃(計測時以下略)、pH8.3(50℃以下に自然冷却してpH計測)の湯が約5ℓ/分程度注いでいる。硫化水素泉だが、知覚的には微弱塩味・ほとんど無臭。湯船の中ほどで、湯温44.4℃、pH8.3を計測。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。湯口温度の65.2℃は露天風呂の80℃超と比べて低温だが、流速による熱損失を考慮しても加水しているのだろうか。湯客が加水蛇口で加水する可能性もある。露天風呂のほうが魅力あるので、内風呂でじっくり湯浴みという客はほとんどいないと思われる。

露天風呂への入り口

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 内風呂からまるで建築現場のような通路を通っていくと、川沿いの露天風呂と大露天風呂がある。

◇大露天風呂(混浴)
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 大露天風呂は便宜上、屋根付のエリアと屋根なしのエリアに分かれ、目隠しの簾(すだれ)が掛かっているものの基本的に混浴である。ところどころに提灯が飾ってあってなかなか風流だ。屋根付大露天風呂と屋根なし大露天風呂は湯繋がりになっているが、各々のエリアに湯口を設けている。屋根なし大露天風呂の湯口から64.5℃、pH8.3の湯が約20ℓ/分程度注ぎ、屋根付大露天風の湯口から
81.0℃、pH8.3の湯が約20ℓ/分程度注いでいる。知覚的には内風呂に準ずる。大露天風呂の中央付近で、湯温39.2℃、pH8.3を計測。溢れた湯は湯中排湯管から排湯している。(屋根なし側の湯口は加水している可能性あり)掛け流しと査定。場所によって湯温が異なるので自分好みの湯を求める愉しみ方がある。さらりとした気持ちの良い湯だ。

◇川沿いの露天風呂(混浴)
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 何年か前に訪れたときには川沿いの露天風呂は仕切りで数箇所に分かれていたが、洪水で新たに造りなおしたのか、湯船は1つになっていた。
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 ほとんど無色透明の岩風呂である。湯口は2箇所あり、左手の湯口管から65.1℃、pH8.3の湯が約30ℓ/分程度注ぎ、右手の湯口管から39.4℃、pH8.3の湯が約10ℓ/分程度注いでいる。知覚的には内風呂に準ずる。湯船の中ほどで湯温39.3℃、pH8.2を計測。右手の湯口管は明らかに加水しているのが分かる。加水掛け流しと査定。長流川(おさるがわ)をまじかに見ながらの野趣溢れる露天風呂だ。
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 御宿かわせみから少し上流側に源泉管理小屋と源泉タンクがある。