然別峡野湯群にてORP計測 前篇より続く。
 2013/6/20、14時~16時にかけてORP計測した野湯群を取り上げてみた。

◇ テムジンの湯
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 崖の岩盤から岩が剥離して「テムジンの湯」を直撃している。シーズン中は熱いので加水しないと入れない。ホースを利用して加水することができる。
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 湯温度45.6℃、pH6.7、ORP値+1mv。平常時は湯温50℃は超えているので、直前に誰かが加水したか、側壁の砂利から川水が浸透していると思われる。

◇ ピラの湯(A)
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 切り立った崖下にあるが、ロープを伝って降りることができる。ピラの湯(A)は、崖の中腹の湧出孔から源泉が湧いていて上流側は熱めである。増水時は川水が浸水して調整が難しい。数年前から3槽から2槽に変わっている。周囲は落石が目立ち、しかも蛇の生息地となっていて不気味な景観だ。  
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 湯温度30.7℃(下流側加水)、pH7.1、ORP値-37mv。川水が冠水していてもマイナス値をキープしている。

◇ ピラの湯(B)
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 ピラの湯(A)から数メートル上流にある。適温だが湯船の中は汚れているので、それなりの覚悟がいる。
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 湯温度40.1℃、pH7.3、ORP値-31mv。

◇ マクペカの湯
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 探索難易度が高い野湯。平成9年頃まで湯桁、ポリパスが設置されていたが、現在は湯溜りがあるのみ。湯温は高い。近くに川が流れていないので、湯浴みするのがなかなか難しい。シーズン中は藪蚊がまとわり付く。
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 湯温度49.0℃、pH7.0、ORP値-88mv。ちなみに、湧出孔は泉温53.7℃、pH6.4、ORP値-154mv。

◇ 鹿の湯&夫婦の湯
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  国設然別峡野営場が開設している7月~9月の間は定期的に清掃が行われている。
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 鹿の湯の泉源のひとつ。湯温はやや高めだが、この位であれば楽勝だろう。
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 湯温度45.2℃、pH6.8、ORP値-91mv。
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 鹿の湯の泉源のひとつ。湯温は高いので加水しないと入るのは困難である。
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 湯温度48.4℃、pH6.6、ORP値-175mv。
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  国設然別峡野営場の開設前だったので、湯底には土砂が堆積していた。
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  鹿の湯は丁度良い湯加減であった。
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 湯温度40.2℃、pH6.9、ORP値-28mv。

◇電位-pH図
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算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
いずれも還元系にあり、温泉としての鮮度は良好である。
 安全性、快適性を考慮すると、夫婦の湯(a)、鹿の湯を推奨したい。