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 然別湖に面した温泉リゾートホテル。本館1番館、本館2番館、文化の館3番館からなり、文化の館にはミネルバ美術館を常設している。
 食品スーパー・フクハラを経営する㈱福原(現在、株式会社ラルズと経営統合しアークスグループに属す)が昭和40(1965)年6月、「然別湖ホテル福原荘」を夏季営業で開業。昭和45(1970)年から通年営業となる。昭和55(1980)年には全面改築して120室に増え、「然別湖ロイヤルホテル」に名称変更。平成2(1990)年に新館増築が完成すると、「ホテル福原」に再び改称。ミネルバ美術館を設置したのはこの頃である。
 今まで日帰り入浴を基本的に受け入れていなかったが、受け入れを認めるようになったのは朗報である。

●参考文献
「鹿追町70年史」

平成29年3月 21 日より無期限休館→閉館決定

◇基本データ
■鹿追町然別湖畔、入浴料1000円、15時~18時
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  脱衣場には、各ボックスごとに貴重品入れがある。

◇温泉分析書(脱衣所掲示)
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 平成16年1月22日に提出した温泉分析書(北海道立衛生研究所)。泉温:74.9℃(気温:-4℃)、pH値:7.2、湧出量:82ℓ/分(自噴)、溶存物質:3.174g/kg、成分総計:3.294g/kg、泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(中性低張性温泉)(旧泉質:含重曹-食塩泉)

◇温泉成分に影響を与える項目
 当館の温泉は高温の為10%の加水をしている。(熱交換後、貯湯槽で加水10%程度)

◇内風呂(男湯・鷹の湯)
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 広々とした和風調の浴室に、主浴槽、ジャグジー、水風呂、サウナ、冷水噴霧室がバランスよく配置。シャワー付カラン13台、シャンプー・リンス・ボディソープ完備。

・主浴槽
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 淡黄緑色微濁の湯。湯口から数ℓ/分注湯。知覚的には微弱炭酸・弱塩味、微弱金気硫化水素臭。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。入湯時、大浴槽は岩壁風呂と比べて湯口温度が高いので加水率は少ないか若しくは使用していない可能性もある。つるすべした肌触りの良い浴感。湯口から遠く離れるに従いまろやかになる。 
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2013/8/28、15時~30分時、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水後、50℃で測定開始)。熱交換後、源泉掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度62.9℃、pH7.2、ORP値は-133mvに収束した。
浴槽:温度41.4℃、pH7.8、ORP値は60mvに収束した。

・バイブラ 
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 淡黄緑色微濁の湯。バイブラマットから泡湯が湧いている。側壁湯口から約10ℓ/分注湯。溢れた湯は湯縁排湯口から排湯している。源泉(加水10%程度)掛け流しと追認。 
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2013/8/28、15時~30分時、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水後、50℃で測定開始)。熱交換後、加水(10%)掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
浴槽:温度38.0℃、pH8.2、ORP値は68mvに収束した。

◇露天風呂 
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 内風呂から露天風呂に向かうと塀の向こうに然別湖が俯瞰できる。 
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  淡黄緑色微濁の湯。湯口から約10ℓ/分注湯。溢れた湯は湯縁排湯口から排湯している。入湯時、露天風呂は岩壁風呂と比較して湯口温度が高いので加水率は少ないか若しくは使用していない可能性もある。適温でつるすべ感もなかなかのもの。 
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2013/8/28、15時~30分時、浴槽内でORP計測。熱交換後、源泉掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:66.4℃、pH7.4、ORP値は割愛。 
浴槽:温度40.9℃、pH7.6、ORP値は-44mvに収束した。

◇電位-pH図
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算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
いずれも還元系に属し、温泉としての鮮度は普通に良好である。 

・主浴槽AI(△)(エージングの進行度mv)
 ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×7.8)×1000=473.4
 AI(△)=473.4-255≒218