
2024/9/28撮
釧路から国道391号で弟子屈方面に向かうと広大なオソベツ原野が広がる。この先800mの看板から左折すると、「味幸園」に辿り着く。
昭和49(1974)年12月、下1オソベツの池田某が牛舎付近で50度の温泉掘削に成功し、翌50(1975)年6月に標茶温泉観光牧場会社を設立。温泉旅館「やすらぎ処望卿苑」と名づけ営業開始した。その後、昭和54(1979)年に釧路で「味幸」という小料理屋を経営していた滑川夫妻が温泉旅館を買い取り、「味幸園」が誕生した。

2019/11/11撮
温泉を利用した養殖場でウナギや鯉を養殖し、味幸園うなぎ祭りを開いたという。昭和56(1981))年秋の台風の影響で湧出量が減少したので、翌57(1982)年8月に500m離れた場所で新たな泉源を掘削完工した。現在の建物は平成4(1992)年の新築。平成5(1983)年の釧路沖地震、翌6年(1983)の北海道東方沖地震の影響で泉質がナトリウム塩化物泉からアルカリ性単純泉に変わったという。平成21(2009)年に女将さんが亡くなり、一時休業していたが、翌年初めには日帰り入浴で再開した。現在は、娘さんが人を雇って経営を引き継いでいる。
●参考資料
「標茶町史 通史編 第3巻」(平成18年発行)
「北海道地熱・温泉ボーリング井データ集~1990」(北海道立地下資源調査所)
「北海道の温泉 源泉・かけ流しの湯」(亜璃西社・本多政史著)
◇基本データ

■標茶町字下オソベツ628、入浴料:大人500円、10時~21時、木曜定休。
2024/9/28現在

カーペット敷の休憩室


脱衣所は籠のみでコインロッカーはない。
◇温泉分析書(脱衣所掲示)


左2014/4/4撮 右2008年3月撮
◇温泉分析書(脱衣所掲示)


左2014/4/4撮 右2008年3月撮
平成22年1月27日に作成した温泉分析書(太平洋総合コンサルタント㈱)。泉温:45.1℃(気温:3℃)、pH:9.2 、湧出量:※ℓ/分(自噴)、溶存物質:0.770g/kg、成分総計:0.770g/kg、泉質:アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性高温泉)(旧泉質名:単純温泉)
「北海道地熱・温泉ボーリング井データ集~1990」によると、
掘削年1981年、深度1150m、掘削時湧出量470ℓ/分
◇温泉成分に影響を与える項目
「北海道地熱・温泉ボーリング井データ集~1990」によると、
掘削年1981年、深度1150m、掘削時湧出量470ℓ/分
◇温泉成分に影響を与える項目
・特に掲示はないが、4項目該当なし。但し小浴槽は湯客が加水する可能性あり。
◇内風呂


2024/9/28 10時頃撮
◇内風呂


2024/9/28 10時頃撮
こじんまりした浴室に大浴槽、小浴槽を配置。シャワー付カラン5台(カランは源泉使用)。石鹸のみ有り。
・大浴槽


・大浴槽


2024/9/28 10時頃撮
濃ウーロン茶色半透明の湯。獅子湯口から約20ℓ/分注湯。知覚的には、モール臭・微弱硫化水素臭、微弱塩味・微弱たまご味。十勝川温泉の鈍いモール臭に比べると、当温泉は明瞭なモール臭である。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。泡付は確認できないが、ぬるぬるした浴感はまるで手に水掻きができたような錯覚すら覚える。



・大浴槽AI(△)(エージングの進行度mv)
ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×9.1)×1000=412.3
AI(△)=412.3-(-15)≒427
濃ウーロン茶色半透明の湯。獅子湯口から約20ℓ/分注湯。知覚的には、モール臭・微弱硫化水素臭、微弱塩味・微弱たまご味。十勝川温泉の鈍いモール臭に比べると、当温泉は明瞭なモール臭である。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。泡付は確認できないが、ぬるぬるした浴感はまるで手に水掻きができたような錯覚すら覚える。



2019/11/11、11時20分~40分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。 源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度45.2℃、pH9.4、ORP値は-341mvに収束した。
浴槽:温度43.6℃、pH9.4、ORP値は-164mvに収束した。



2024/9/28、9時50分~10時、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。 源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度45.2℃、pH9.08、ORP値は-334mvに収束した。
浴槽:温度43.4℃、pH9.10、ORP値は-208mvに収束した。
・小浴槽


左2024/9/28 10時頃撮 右2019/11/11撮
濃ウーロン茶色半透明の湯。ライオン湯口から約10ℓ/分注湯。知覚的には主浴槽に準ずる。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。加水蛇口があり湯客が使用する可能性がある。入湯時、大浴槽よりいくらかぬるめだが、小浴槽もぬるぬるした上質なモール系温泉を堪能できる。



2019/11/11、11時20分~40分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。(入湯時)源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度44.9℃、pH9.4、ORP値は-356mvに収束した。
浴槽:温度43.3℃、pH9.2、ORP値は-181mvに収束した。



2024/9/28、9時50分~10時、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。 (入湯時)源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度44.7℃、pH9.08、ORP値は-304mvに収束した。
浴槽:温度43.1℃、pH9.08、ORP値は-77mvに収束した。
◇遊離残留塩素測定

2024/9/28、10時15分頃、大浴槽で試料をミニボトルで採取し、遊離残留塩素測定器で遊離残留塩素濃度を測定。
測定値は0.00ppmとなり、遊離残留塩素の未検出を確認した。
◇電位-pH図(2019/11/11)

算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
いずれも還元系にあり、温泉の鮮度は良好である。
・大浴槽AI(△)(エージングの進行度mv)
ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×9.4)×1000=398.2
AI(△)=398.2-29≒369
◇電位-pH図(2024/9/28)

算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
いずれも還元系にあり、温泉の鮮度は良好である。 湯口:温度45.2℃、pH9.4、ORP値は-341mvに収束した。
浴槽:温度43.6℃、pH9.4、ORP値は-164mvに収束した。



2024/9/28、9時50分~10時、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。 源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度45.2℃、pH9.08、ORP値は-334mvに収束した。
浴槽:温度43.4℃、pH9.10、ORP値は-208mvに収束した。
・小浴槽


左2024/9/28 10時頃撮 右2019/11/11撮
濃ウーロン茶色半透明の湯。ライオン湯口から約10ℓ/分注湯。知覚的には主浴槽に準ずる。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。加水蛇口があり湯客が使用する可能性がある。入湯時、大浴槽よりいくらかぬるめだが、小浴槽もぬるぬるした上質なモール系温泉を堪能できる。



2019/11/11、11時20分~40分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。(入湯時)源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度44.9℃、pH9.4、ORP値は-356mvに収束した。
浴槽:温度43.3℃、pH9.2、ORP値は-181mvに収束した。



2024/9/28、9時50分~10時、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。 (入湯時)源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度44.7℃、pH9.08、ORP値は-304mvに収束した。
浴槽:温度43.1℃、pH9.08、ORP値は-77mvに収束した。
◇遊離残留塩素測定

2024/9/28、10時15分頃、大浴槽で試料をミニボトルで採取し、遊離残留塩素測定器で遊離残留塩素濃度を測定。
測定値は0.00ppmとなり、遊離残留塩素の未検出を確認した。
◇電位-pH図(2019/11/11)

算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
いずれも還元系にあり、温泉の鮮度は良好である。
・大浴槽AI(△)(エージングの進行度mv)
ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×9.4)×1000=398.2
AI(△)=398.2-29≒369
◇電位-pH図(2024/9/28)

算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
・大浴槽AI(△)(エージングの進行度mv)
ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×9.1)×1000=412.3
AI(△)=412.3-(-15)≒427
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