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 シラルトロ湖を望む塘路地区の高台には、別荘が建ち並んでいる。弟子屈の大道開発が昭和56年(1981)からシラルトロ湖温泉別荘分譲地として分譲してきたものだ。温泉は昭和55年(1980)に掘削したシラルトロ湖1号井(地質研コード223-015、深度1000m(ストレーナー深度750m~800m))、平成元年(1989)に掘削したシラルトロ湖2号井(地質研コード223-016、深度900m(ストレーナー深度700m~900m))を約80軒の別荘・民宿に供給している。ロッジシラルトロでは2号井を利用している。

●参考資料
「標茶町史 通史編 第3巻」(平成18年発行)
「北海道地熱・温泉ボーリング井データ集~1990」(北海道立地下資源調査所)
「北海道における地熱・温泉利用の現状2007DVD」(北海道立地質研究所)  
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 案内看板から高台の急峻な道を登っていくと、「ロッジシラルトロ」に到着。建物は平成4年に建てられたものらしい。

◇基本データ
■ 標茶町塘路、入浴料500円、10時~21時(要確認)

公式HP


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 脱衣所棚にかごを置いている。

◇温泉分析書(脱衣所掲示)
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平成元年6月16日に作成した温泉分析書(北海道立衛生研究所)。泉温:44.7℃(気温:11℃)、pH値:7.8、湧出量:500ℓ/分(動力揚湯)、溶存物質:6.313g/kg、成分総計:6.318g/kg、泉質:ナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)(旧泉質名:食塩泉)

◇温泉成分に影響を与える項目
 内湯・露天風呂とも加水・加温・循環ろ過を行っていない源泉100%の掛け流し温泉です。

◇内風呂(男湯)
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  こじんまりした浴室に湯船が1槽。シャワー付カラン3台、シャンプー・ボディソープ完備。
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 無色透明の湯。石を積み上げた湯中配管から約10ℓ/分ほど注いでいる。知覚的には、微弱塩味、ほとんど無臭。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。源泉100%掛け流しと追認。しっとりした滑らかな肌触りの浴感である。
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2014/4/5、13時10分~13時30分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度45.1℃、pH7.7、ORP値は107mvに収束した。
浴槽:温度40.7℃、pH7.7、ORP値は109mvに収束した。

◇露天風呂(男湯)
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 内風呂から外のドアを開けると、雪景色の中に周囲を岩で囲んだ露天風呂がある。
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 無色透明の湯。配管湯口から約10ℓ/分ほど注いでいる。知覚的には内風呂に準ずる。溢れた湯は排湯口から排湯している。源泉100%掛け流しと追認。
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 自然の景色を見ながらの湯浴みは格別である。
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2014/4/5、13時10分~13時30分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度45.0℃、pH7.7、ORP値は106mvに収束した。
浴槽:温度40.1℃、pH7.9、ORP値は113mvに収束した。

◇電位-pH図
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  算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
 いずれも還元系に属し、温泉としての鮮度は良好である。

・内風呂AI(△)(エージングの進行度mv)
 ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×7.7)×1000=478.1
 AI(△)=478.1-304≒174