
「温泉民宿山口」は阿寒湖温泉街の西側に立地している。昭和32(1957)年の創業。本館と別館(阿寒富士)からなる。温泉は前田一歩園財団が1991年に掘削した正次6号源泉(地質研コード207-025、深度300.5m)を浴用利用している。
平成26(2014)年、帯広から移住した円城寺さん親子(女将さんと息子さん)が「温泉民宿山口」を引き継ぎ、篤さんが4代目を継いでいる。篤さんは阿寒湖温泉の温泉水により染色を行う洋服ブランド、”nosome”(ノーサム)を運営する合同会社ノーサム(帯広市)の共同代表を務めている。
●参考資料
「北海道地熱・温泉 ボーリング井データ集1991~1995」(北海道立地下資源調査所)
LANDSCAPE発見する!
◇基本データ


■
釧路市阿寒湖温泉5丁目3番2号、日帰り入浴は受け付けていない。コーヒーサービスあり。
2025/6/13現在
![img_20[1]](https://livedoor.blogimg.jp/t2412/imgs/1/a/1ab1ea93-s.jpg)
2014/6/27撮
鳥かごの九官鳥。鳴き声が騒々しい。鶯の鳴き声が得意。
その後、元の飼い主に返却している。
◇宿泊(2025年6月)
じゃらんプラン名:朝はしっかり!1泊朝食プランで予約。7,850円(税込・サービス料込)。チェックイン可能時間15時~20時、チェックアウト10時。

2階の配置図


2階の客室。階段で上り下りする。


案内されたのは2階和室(次郎湖)。布団敷はセルフサービス。


ティーパックあり。フリーWi-Fi利用可。


共同トイレは男女別。男トイレは、洋式(ウォシュレット)×1、和式×1

洗面所。電子レンジ、冷蔵庫、歯ブラシあり。
◇食事


朝食は1階食堂でとる。朝食時間7時~9時。現在、夕食の提供はしていない。チェックイン時に希望時間指定有り。

朝食は和定食。ご飯・味噌汁はセルフサービス。3点盛(ウィンナー・スクランブルエッグ・サラダ)、煮豆、昆布佃煮、しらす、海苔、卵、納豆、漬物、ご飯、味噌汁。
■浴場

浴場は地階にある。


男女別の浴場。タオルは廊下に置いてある。脱衣所は狭く棚に脱衣かごが置いてある。洗濯機・乾燥機設置。チェックイン~チェックアウトまで入浴可(利用後消燈)。
◇温泉分析書(脱衣所掲示)

2025/6/12撮
令和4年7月12日に作成した温泉分析書(北海道立衛生研究所)。泉温:56.5℃(気温:15℃)、湧出量:200ℓ/分(動力揚湯)、pH値:6.5、溶存物質:2.024g/kg、成分総計:2.298g/kg、泉質:ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉(低張性中性高温泉)(旧泉質:含塩化土類-重曹泉)

2014/6/27撮
平成24年7月2日に作成した温泉分析書(北海道立衛生研究所)。泉温:56.2℃(気温:13℃)、湧出量:250ℓ/分(動力揚湯)、pH値:6.7、溶存物質:2.067g/kg、成分総計:2.401g/kg、泉質:ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉(低張性中性高温泉)(旧泉質:含塩化土類-重曹泉)
◇温泉成分に影響を与える項目
・浴槽のAI(△)(エージングの進行度mv)
ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×6.8)×1000=520.42025/6/13現在
![img_20[1]](https://livedoor.blogimg.jp/t2412/imgs/1/a/1ab1ea93-s.jpg)
2014/6/27撮
鳥かごの九官鳥。鳴き声が騒々しい。鶯の鳴き声が得意。
その後、元の飼い主に返却している。
◇宿泊(2025年6月)
じゃらんプラン名:朝はしっかり!1泊朝食プランで予約。7,850円(税込・サービス料込)。チェックイン可能時間15時~20時、チェックアウト10時。

2階の配置図


2階の客室。階段で上り下りする。


案内されたのは2階和室(次郎湖)。布団敷はセルフサービス。


ティーパックあり。フリーWi-Fi利用可。


共同トイレは男女別。男トイレは、洋式(ウォシュレット)×1、和式×1

洗面所。電子レンジ、冷蔵庫、歯ブラシあり。
◇食事


朝食は1階食堂でとる。朝食時間7時~9時。現在、夕食の提供はしていない。チェックイン時に希望時間指定有り。

朝食は和定食。ご飯・味噌汁はセルフサービス。3点盛(ウィンナー・スクランブルエッグ・サラダ)、煮豆、昆布佃煮、しらす、海苔、卵、納豆、漬物、ご飯、味噌汁。
■浴場

浴場は地階にある。


男女別の浴場。タオルは廊下に置いてある。脱衣所は狭く棚に脱衣かごが置いてある。洗濯機・乾燥機設置。チェックイン~チェックアウトまで入浴可(利用後消燈)。
◇温泉分析書(脱衣所掲示)

2025/6/12撮
令和4年7月12日に作成した温泉分析書(北海道立衛生研究所)。泉温:56.5℃(気温:15℃)、湧出量:200ℓ/分(動力揚湯)、pH値:6.5、溶存物質:2.024g/kg、成分総計:2.298g/kg、泉質:ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉(低張性中性高温泉)(旧泉質:含塩化土類-重曹泉)

2014/6/27撮
平成24年7月2日に作成した温泉分析書(北海道立衛生研究所)。泉温:56.2℃(気温:13℃)、湧出量:250ℓ/分(動力揚湯)、pH値:6.7、溶存物質:2.067g/kg、成分総計:2.401g/kg、泉質:ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉(低張性中性高温泉)(旧泉質:含塩化土類-重曹泉)
◇温泉成分に影響を与える項目
・4項目該当なし。基本的に源泉100%かけ流しだが、浴槽は熱いので湯客が加水している。
◇内風呂(男湯)


2025/6/12撮
家族風呂スペースの浴室に小浴槽1槽。知らない湯客が入っていると利用しにくいが、消灯後に入るチャンスはある。シャワー付カラン2台配置。シャンプー・ボディソープあり。
![img_11[1]](https://livedoor.blogimg.jp/t2412/imgs/1/6/16969676-s.jpg)

2014/6/27撮
2014年6月当時は湯口からタンクに貯めてタンクから約5ℓ/分注いでいた。
![img_23[1]](https://livedoor.blogimg.jp/t2412/imgs/4/2/428fb7db-s.jpg)


2014/6/27、17時20分~30分、浴槽にてORP計測。(入湯時)源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度47.6℃、pH6.7、ORP値は-14mvに収束した。
浴槽:温度42.4℃、pH6.7、ORP値は60mvに収束した。

2014/6/27撮
入浴直後はつるすべ感が優勢で、しばらく経つとキシキシ感と拮抗する。


2025/6/12撮
湯口管から約5ℓ/分注湯している。湯量調整後、分岐した配管から残りの源泉が洗い場に排湯している。淡灰褐色微濁の湯。知覚的には金気臭、金気塩味。加水蛇口を設置している。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。加水しないと47℃前後の激熱である。このまま入ると足が痛くて入れないので加水し桶で掻き混ぜながら、45℃前後で体を沈めることができた。



2025/6/12、17時50分~18時、浴槽にてORP計測。(入湯時)源泉100%(加水なしの状態)掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
◇内風呂(男湯)


2025/6/12撮
家族風呂スペースの浴室に小浴槽1槽。知らない湯客が入っていると利用しにくいが、消灯後に入るチャンスはある。シャワー付カラン2台配置。シャンプー・ボディソープあり。
![img_11[1]](https://livedoor.blogimg.jp/t2412/imgs/1/6/16969676-s.jpg)

2014/6/27撮
2014年6月当時は湯口からタンクに貯めてタンクから約5ℓ/分注いでいた。
![img_23[1]](https://livedoor.blogimg.jp/t2412/imgs/4/2/428fb7db-s.jpg)


2014/6/27、17時20分~30分、浴槽にてORP計測。(入湯時)源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度47.6℃、pH6.7、ORP値は-14mvに収束した。
浴槽:温度42.4℃、pH6.7、ORP値は60mvに収束した。

2014/6/27撮
入浴直後はつるすべ感が優勢で、しばらく経つとキシキシ感と拮抗する。


2025/6/12撮
湯口管から約5ℓ/分注湯している。湯量調整後、分岐した配管から残りの源泉が洗い場に排湯している。淡灰褐色微濁の湯。知覚的には金気臭、金気塩味。加水蛇口を設置している。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。加水しないと47℃前後の激熱である。このまま入ると足が痛くて入れないので加水し桶で掻き混ぜながら、45℃前後で体を沈めることができた。



2025/6/12、17時50分~18時、浴槽にてORP計測。(入湯時)源泉100%(加水なしの状態)掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度49.2℃、pH6.49、ORP値は-56mvに収束した。
浴槽:温度46.8℃、pH6.82、ORP値はー14mvに収束した。
◇遊離残留塩素測定

◇電位-pH図(2014/6/27)
![img_24[3]](https://livedoor.blogimg.jp/t2412/imgs/3/5/3590d92b-s.jpg)
算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
還元系にあり、温泉の鮮度は良好である。
・浴槽のAI(△)(エージングの進行度mv)
ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×6.7)×1000=525.1
AI(△)=525.1-254≒271
◇電位-pH図(2025/6/12)

算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
還元系にあり、温泉の鮮度は良好である。浴槽:温度46.8℃、pH6.82、ORP値はー14mvに収束した。
◇遊離残留塩素測定

2025/6/12、18時頃、浴槽で試料をミニボトルで採取し、遊離残留塩素測定器で遊離残留塩素濃度を測定。
測定値は0.00ppmとなり、遊離残留塩素の未検出を確認した。◇電位-pH図(2014/6/27)
![img_24[3]](https://livedoor.blogimg.jp/t2412/imgs/3/5/3590d92b-s.jpg)
算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
還元系にあり、温泉の鮮度は良好である。
・浴槽のAI(△)(エージングの進行度mv)
ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×6.7)×1000=525.1
AI(△)=525.1-254≒271
◇電位-pH図(2025/6/12)

算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
・浴槽のAI(△)(エージングの進行度mv)
AI(△)=520.4-177≒343
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