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2022/8/1撮
 大雪湖を巡る国道273号から町道高原温泉線に入る。ここから高原温泉まで約10km。石狩川に沿ってダート道を走行し、ゲートの下りた層雲峡本流林道分岐点で右折する。ここから高原温泉まで約6.3km。ヤンベタップ川に沿って上流を目指す。町道高原温泉線は車1台がやっと通れるだけの狭いダート道となる。9月下旬の紅葉シーズンには、マイカー規制が行われシャトルバスが運行しているが、マイカー規制解除後にはマイカーが押し寄せ、すれ違うのに緊張を強いられる。
 1年のうち4ヶ月営業期間の「大雪高原山荘」は現在、日本製紙グループの日本製紙旭川サポート(株)が経営している日本秘湯を守る会会員旅館。大雪高原温泉は大正5(1916)年、当時の上川営林区署員によって発見。戦後の経緯を略記すると、昭和29(1954)年の台風による風倒木処理のために林道が奥地まで拡充された。昭和31(1956)年9月、昭和35(1960)4月の現地調査を実施し大雪高原温泉の開発計画が進捗する。昭和36(1961)年、湖沼群の湿地帯に「沼めぐりコース」が完成。昭和38(1963)年9月、「大雪高原ホテル」が開業した。昭和43(1968)年8月、新館を増設して現在の姿になった。昭和57(1982)年6月、「大雪高原山荘」に改称している。この間、昭和43(1968)年9月には、昭和天皇・皇后陛下が行幸啓されている。

●参考文献
「上川町史」
「上川町史第2巻」

◇基本データ
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■上川町層雲峡 高原温泉、入浴料:大人800円、日帰り営業時間:10時30分~16時、営業期間:6月20日~10月10日(冬季休業)

公式HP

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 携帯圏外、公衆電話あり。ロビーのテレビは衛星放送
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 ロビー、お土産コーナー
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 宿泊客はコーヒー無料

◇宿泊
 るるぶトラベル公式HPプラン名:早期予約で早めのチェックイン!のんびりと秘湯を楽しむ 《4.5畳~8畳和室》《禁煙》1泊2食で予約。15,550円(税込・サービス料込・入湯税込)-622円(クーポン割引)。チェックイン可能時間13時~18時、チェックアウト10時。
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 館内案内図
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 階段で2階へ
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 案内されたのは6畳和室(忠別)
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 テレビなし。アメニティは足袋ソックス・歯ブラシ
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 布団はセルフサービス
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 トイレ(ウォシュレット)は男女別共用。洗面所の手前に漫画本有り。
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大浴場に向かう通路に昭和天皇・皇后陛下が行幸啓された時の写真を展示している。
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 ヒグマの剥製

◇食事
 夕食は客室、朝食は食堂でとる。夕食時間18時~20時、朝食時間6時30分~8時。チェックイン時に希望時間指定あり。

・夕食
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 指定時間になると客室前にワゴンに乗った料理が運ばれる。後は自分で客室に運ぶ。食べ終わったら食器を台車に置く。
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 生ビール又はワインのサービス。
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 お品書き
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 ご飯、鍋物、せいろの召し上がり方
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 ライターで着火する。
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 鮭のちゃんちゃん焼き、豆腐ハンバーグ山菜ソース、天ぷら盛り合わせ、山芋の梅しそ巻き、野沢菜の煮物、ほうれん草の白あえ、漬物、スイカ
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 かも鍋
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 蒸し物
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 釜ご飯

・朝食
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朝食は食堂でとる。客室名のテーブルに座る。アルコール消毒・使い捨て手袋着用。
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 ご飯・味噌汁などはセルフサービス。納豆・焼海苔・ドリンク有り。
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 弁当箱はテーブル席に置いてある。
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 コーヒー、ジュース、牛乳

■大浴場
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 大浴場手前に男女別のトイレ、洗面所、貴重品ロッカー(100円返却式)あり。

◇温泉分析書(脱衣所掲示)
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左2022/8/1撮 右2014/8/29
平成27年8月14日作成の温泉分析書(株式会社ホクカン環境化学分析センター)。泉温:49.1℃(気温:26℃)、湧出量:記載なし、pH値:2.9、溶存物質:0.156g/kg、成分総計:0.182g/kg、泉質:単純酸性泉(低張性酸性高温泉)(旧泉質:単純酸性泉)
 泉温は加水後の露天風呂注入口で計測している。(加水比)源泉:水≒7:3

◇温泉成分に影響を与える項目
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・気温の高い期間のみ加水している。

◎右側浴場

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 18時45分(18時30分~18時45分は切替で入浴不可)に男女入れ替わる。宿泊客はチェックインから翌9時まで入浴可。コインロッカー(100円返却式)有。

◇内風呂

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2022/8/1撮
 湯縁周りとタイルを改装し、熊湯口が新しくなっている。幾何学的な窓の浴室に湯船一槽。シャワー付カラン4台。シャンプー、ボディソープあり。
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 乳白濁色の湯。熊湯口から約40ℓ/分注湯。知覚的には、微硫化水素臭、酸味。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。つるすべのさらりとした浴感である。白い湯の花が漂っている。
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2022/8/1、15時20分~40分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。源泉(加水)かけ流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度43.8℃、pH3.13、ORP値は413mvに収束した。
浴槽:温度41.6℃、pH3.02、ORP値は431mvに収束した。

◇露天風呂
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2022/8/1撮
 塀に囲まれた露天風呂。塀越しに緑の山々が見える。
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 乳白濁色の湯。枯れ木の湯口から約30ℓ/分注湯。湯口温度は上限65℃~下限35℃で推移している。知覚的には内湯に準ずる。溢れた湯は湯縁切込みからオーバーフローしている。白い湯華が漂う。
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2022/8/1、15時20分~40分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。源泉(加水)かけ流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度53.8℃、pH2.95、ORP値は395mvに収束した。
浴槽:温度41.0℃、pH3.03、ORP値は392mvに収束した。

◇遊離残留塩素測定
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2022/8/1、15時50分頃、内風呂で試料をミニボトルで採取し、遊離残留塩素測定器で遊離残留塩素濃度を測定。
測定値は0.00ppmとなり、遊離残留塩素の未検出を確認した。

◇電位-pH図
キャプチャ
算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
いずれも還元系にあり、温泉の鮮度は良好である。

・内風呂AI(△)(エージングの進行度mv)
 ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×3.0)×1000=699
 AI(△)=699-625≒74

◎左側浴場
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 18時45分(18時30分~18時45分は切替で入浴不可)に男女入れ替わる。宿泊客はチェックインから翌9時まで入浴可。コインロッカー(100円返却式)有。

◇内風呂
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2022/8/2 5:50撮
 幾何学的な窓の浴室に湯船一槽。シャワー付カラン4台。シャンプー、ボディソープあり。
OIP
2014/8/29撮
 
2014年当時の内風呂。
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 湯縁周りとタイルを改装し、熊湯口が新しくなっている。乳白濁色の湯。熊湯口から約40ℓ/分注湯。知覚的には、微硫化水素臭、酸味。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。つるすべのさらりとした浴感である。白い湯の花が漂っている。
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2022/8/1、18時50分~19時10分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。源泉(加水)かけ流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度43.7℃、pH3.00、ORP値は409mvに収束した。
浴槽:温度42.2℃、pH3.03、ORP値は395mvに収束した。

◇露天風呂
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2022/8/2、7時撮
 塀に囲まれた露天風呂。塀越しに白樺林が見える。
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 乳白濁色の湯。枯れ木の湯口から約30ℓ/分注湯。湯口温度は上限65℃~下限35℃で推移している。知覚的には内湯に準ずる。溢れた湯は湯縁切込みからオーバーフローしている。白い湯華が漂う。
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2022/8/1、18時50分~19時10分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。源泉(加水)かけ流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度63.6℃、pH2.94、ORP値は383mvに収束した。
浴槽:温度42.3℃、pH3.04、ORP値は415mvに収束した。

◇遊離残留塩素測定
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2022/8/1、19時10分頃、内風呂で試料をミニボトルで採取し、遊離残留塩素測定器で遊離残留塩素濃度を測定。
測定値は0.00ppmとなり、遊離残留塩素の未検出を確認した。

◇電位-pH図

キャプチャ
算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
いずれも還元系にあり、温泉の鮮度は良好である。

・内風呂AI(△)(エージングの進行度mv)
 ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×3.0)×1000=699
 AI(△)=699-589=110