
2007/3/3撮
「アサヒ湯」は昭和26(1951)年に小川さんが経営する銭湯として開業。その後、帯広市内で温泉掘削がブームになり、1,200mボーリングして温泉が湧出し、昭和58(1983)年、温泉銭湯に生まれ変わる。泡付きの良いモール系温泉として地元客ほか温泉マニアの間で人気を博すも、平成19(2007)年3月14日を最後に経営者の健康上の問題、後継者難から廃業を余儀なくされた。

2024/2/9撮
「アサヒ湯」が売りに出されたところ、不動産・賃貸業を営む「青葉商事」の町田社長(故人)が救世主として現れる。温泉好きで常連客だった町田社長が前オーナーの療養先の病院に押しかけ買取を希望し、他に転用されるのを阻止したという。平成19(2007)年8月6日にリニューアルオープンした。
●参考資料
「北海道地熱・温泉ボーリング井データ集1990」(北海道立地下資源調査所)
「十勝平野中央部地域地質図及び説明書」(監修・北海道立地質研究所)
「十勝毎日新聞CD縮刷版(2007/8/25)」
◇基本データ

■帯広市東3条南14-19、入浴料:大人500円、13時~23時、朝湯(日曜6時~10時)、年中無休(1/1は休み)
2025/3/17現在


脱衣所にコインロッカー(100円返却式)有り。
◇温泉分析表(脱衣所掲示)

2024/2/9撮
平成29年9月19日に作成した温泉分析書(ホクカン環境化学分析センター)。泉温:42.3℃(気温:26℃)、湧出量:※ℓ/分(動力揚湯)、pH値:8.9、溶存物質:0.457g/kg、成分総計0.457g/kg、泉質:アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性温泉)(旧泉質名:単純温泉)
昭和57年の掘削完工時には湧出量700ℓ/分で自噴していたが、現在の湧出量は26ℓ/分でポンプアップしている。ホクカン環境化学分析センターでは調べていないが、道立衛生研究所では独自に温泉に含まれる腐植質の有無を調査。腐植質の有無がモール系温泉か否かの判断材料となっている。腐植質が4.1mg/kg含有し、れっきとしたモール系温泉である。

2018/3/31撮
源泉名のピリカイコロユは、アイヌ語でピリカは美しい、イコロは宝物で、ユは湯で「美しい宝の湯」。改装前の温泉分析書にはピリカイコロユという表現はなかったので、改装に合わせて作ったようだ。
◇温泉成分に影響を与える項目

・加温・加水・循環を行っていない。源泉100%掛け流し。
◇内風呂(男湯)


2018/3/31撮
こじんまりした浴室に入ると一瞬、モール臭が鼻腔をくすぐる。浴室には主浴槽、水風呂、サウナを配置。シャワー付カラン6台でカランにも源泉を使用。
・主浴槽


2018/3/31撮
ウーロン茶色半透明の湯。主浴槽は深いところで約60cm、浅いところで湯客が楽に腰を下ろすことができる。側壁の下部に設けたヤツメウナギのような湯孔6箇所から全体で約15ℓ/分注湯。モール臭・微弱硫化水素臭、重曹・タマゴ味。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。

約10秒から20秒で全身が白い気泡で満たされ、体を動かすと、泡が表面に湧き上がってくる。ぬるぬるした浴感は驚異的である。



2023/1/31、13時15分~30分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度42.7℃、pH8.80、ORP値は-430mvに収束した。
浴槽:温度42.4℃、pH8.70、ORP値は-394mvに収束した。



2024/2/9、13時00分~10分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度42.7℃、pH8.77、ORP値は-356mvに収束した。
浴槽:温度42.3℃、pH8.78、ORP値は-323mvに収束した。



2025/3/17、14時05分~15分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度42.7℃、pH8.86、ORP値は-269mvに収束した。
浴槽:温度42.3℃、pH8.85、ORP値は-224mvに収束した。
・サウナ

数人入れば一杯になるサウナ室。温度は68℃~70℃。ロウリュ禁止。
◇遊離残留塩素測定

2025/3//17、14時30分頃、浴槽で試料をミニボトルで採取し、遊離残留塩素測定器で遊離残留塩素濃度を測定。
測定値は0.00ppmとなり、遊離残留塩素の未検出を確認した。
◇電位-pH図(2023/1/31)

算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
還元系にあり、温泉の鮮度は良好である。


2023/1/31、13時15分~30分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度42.7℃、pH8.80、ORP値は-430mvに収束した。
浴槽:温度42.4℃、pH8.70、ORP値は-394mvに収束した。



2024/2/9、13時00分~10分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度42.7℃、pH8.77、ORP値は-356mvに収束した。
浴槽:温度42.3℃、pH8.78、ORP値は-323mvに収束した。



2025/3/17、14時05分~15分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度42.7℃、pH8.86、ORP値は-269mvに収束した。
浴槽:温度42.3℃、pH8.85、ORP値は-224mvに収束した。
・サウナ

数人入れば一杯になるサウナ室。温度は68℃~70℃。ロウリュ禁止。
◇遊離残留塩素測定

2025/3//17、14時30分頃、浴槽で試料をミニボトルで採取し、遊離残留塩素測定器で遊離残留塩素濃度を測定。
測定値は0.00ppmとなり、遊離残留塩素の未検出を確認した。
◇電位-pH図(2023/1/31)

算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
・主浴槽AI(△)(エージングの進行度mv)
ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×8.7)×1000=431.1
AI(△)=431.1-(-200)=631
◇電位-pH図(2024/2/9)

算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
還元系にあり、温泉の鮮度は良好である。
・主浴槽AI(△)(エージングの進行度mv)
ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×8.8)×1000=426.4
AI(△)=426.4-(-129)=555
◇電位-pH図(2025/3/17)

算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
還元系にあり、温泉の鮮度は良好である。
・主浴槽AI(△)(エージングの進行度mv)
ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×8.9)×1000=421.7
AI(△)=421.7-(-30)=452
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