
国道272号を標津方面に進み、ツルハドラッグ中標津東店の交差点を左折する。「トーヨーグランドホテル」を見ながら、標津川を渡ってそのまま直進する。町外れの突き当りの林を右手に進むと「中標津保養所温泉旅館」がある。昭和56(1981)年に温泉掘削して高温の源泉が湧出した(地質研コード162-003、深度1350m)。2年後の昭和58(1983)年5月に「中標津保養所温泉旅館」が開業した。地名から東中温泉とも呼ばれている。令和2(2020)年6月1日、客室24室の新館がオープンした。令和3(2021)年11月、温泉井戸のメンテナンス中に地下約40㍍付近でポンプが引っかかり温泉供給ができない状態が1年ほど続いたが、温泉供給施設の改修工事が完了し、令和4(2022)年11月1日、浴場の営業を再開した。

建物の裏手にクテクンの石、鶴の池がある。冬季には丹頂のほか白鳥、鴨が飛来する場所としても知られている。
◇基本データ


■中標津町東20条北8丁目、入浴料:大人500円、入浴時間:6時30分~22時(8:30~9:30清掃のため入浴不可)
■公式HP


通路はカーペット敷きで、休憩所もカーペット敷きになっている。
◇宿泊
1泊2食付きコース・新館で電話予約。8,700円(税込・入湯税込、先払い)。チェックイン15時、チェックアウト10時。


新館に向かう。階段で2階へ。


案内されたのは2階小部屋。布団は既に敷いてある。


エアコン、空気清浄機あり。フリーWi-Fi利用可。

歯ブラシあり。タオルは引き出しに入っている。
◇食事


食事は食堂でとる。夕食は18時~20時30分、朝食は7時~8時30分。時間の指定はない。
・夕食

部屋番号席に座る。通常コースセット済。

客席についてから他の料理が運ばれてくる。ご飯はお櫃。陶板焼き着火。


カレイの唐揚げあんかけ、刺身・おくら昆布


海鮮鍋、春巻き
・朝食

飲物はセルフサービス。

プレートに載った和定食。ご飯のお代わり自由(スタッフに頼む)。焼き海苔・納豆はセルフサービス。

牛乳、インスタントコーヒー
◇大浴場


脱衣所にコインロッカー(100円返却式)有。宿泊客はチェックイン~23時、翌朝6時~8時30分まで利用可。
◇温泉分析書(脱衣所前廊下掲示)

左2023/9/13撮
令和4年9月22日に作成した温泉分析書(北海道薬剤師会公衆衛生検査センター)。泉温:49.4℃(気温:27℃)、湧出量:590ℓ/分(動力揚湯)、pH値:8.8、溶存物質:2.077g/kg、成分総計:2.077g/kg、泉質:ナトリウム-塩化物温泉(アルカリ性低張性高温泉)(旧泉質名:食塩泉)
有賀さく泉工業が深度1,100mの再掘削を行っている。

2018/5/6撮


2009/10/15撮
◇温泉成分に影響を与える項目
・大浴槽のみ加水している。
◇内風呂(男湯)


上2023/9/14 7:30頃撮 下2023/9/13
タイル張りの浴室に、大浴槽、小浴槽を配置。シャワー付カラン8台、立ちシャワー2台。シャンプー・ボディソープあり。
・大浴槽


2023/9/14、7:30頃撮
ほとんど無色透明の湯。湯口台に小石を収納したネットを置いて不純物をろ過している。注湯量は約20ℓ/分~30ℓ/分。知覚的には、微弱モール臭、微弱塩味。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。ぬるりとした浴感とつるすべの肌触りを堪能できる。



2018/5/6、7時40分~8時、浴槽内でORP計測。源泉(加水)かけ流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度45.7℃、pH8.9、ORP値は24mvに収束した。
浴槽:温度40.8℃、pH8.9、ORP値は46mvに収束した。



2023/9/13、20時45分~21時、浴槽内でORP計測。源泉(加水)かけ流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度45.8℃、pH8.49、ORP値は37mvに収束した。
浴槽:温度42.3℃、pH8.45、ORP値は103mvに収束した。
・小浴槽


2023/9/14、7:30頃撮
ほとんど無色透明の湯。注湯量は約10ℓ/分。知覚的には大浴槽に準ずる。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。源泉をそのまま投入した熱めの湯だがつるすべ度は高い。



2018/5/6、7時40分~8時、浴槽内でORP計測。源泉100%かけ流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度47.8℃、pH8.9、ORP値は-41mvに収束した。
浴槽:温度44.5℃、pH9.0、ORP値は80mvに収束した。



2023/9/13、20時45分~21時、浴槽内でORP計測。源泉100%かけ流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度47.3℃、pH8.51、ORP値は-82mvに収束した。
浴槽:温度45.2℃、pH8.35、ORP値は46mvに収束した。
◇遊離残留塩素測定

2023/9/13、21時頃、浴槽で試料をミニボトルで採取し、遊離残留塩素測定器で遊離残留塩素濃度を測定。
測定値は0.00ppmとなり、遊離残留塩素の未検出を確認した。◇露天風呂


2023/9/14、7:30頃撮
露天風呂の前方は鶴の池に面していて冬季には白鳥の鳴き声が聴こえてくる。ほとんど無色透明の湯。注湯量は約20ℓ/分。知覚的には、微弱モール臭、微弱塩味。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。

ぬるりとした浴感につるすべの肌触りが心地良い。



2018/5/6、7時40分~8時、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採取)。源泉100%かけ流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度47.7℃、pH8.9、ORP値は105mvに収束した。
浴槽:温度42.1℃、pH9.0、ORP値は118mvに収束した。



2023/9/14、6時05分~10分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採取)。源泉100%かけ流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度47.2℃、pH8.52、ORP値は65mvに収束した。
浴槽:温度41.1℃、pH8.39、ORP値は78mvに収束した。
◇電位-pH図(2018/5/6)

算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
いずれも還元系にあり、温泉の鮮度は良好である。
・大浴槽AI(△)(エージングの進行度mv)
ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×9.0)×1000=417
AI(△)=417-272=145
◇電位-pH図(2023/9/13~9/14)

算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
いずれも還元系にあり、温泉の鮮度は良好である。
・大浴槽AI(△)(エージングの進行度mv)
ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×8.5)×1000=440.54
AI(△)=440.5-297≒144
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