東川市街地から道道1160号(旭川旭岳温泉線)に乗り換え旭岳温泉に向かう。旭岳ロープウェイの山麓駅から最も近いリゾートホテルが「ホテルベアモンテ」。平成15(2003年)年7月1日、「えぞ松荘」の跡地に開業した。令和4(2022)年6月20日、改装前に107室だった客室数は56室となってリニューアルオープンした。株式会社ハマノホテルズが運営している。
◇基本データ
■東川町旭岳温泉、入浴料:大人1,140円、日帰り入浴時間:12時30分~19時(最終受付18時)
■公式HP
アクティビティラウンジにスキー&スノーボードの専用収納コーナーがある。日帰り入浴の休憩に利用できる。
暖炉のあるラウンジとカフェバー。
◇カムイの本箱
2022年6月新装の2階にあるカムイの本箱。宿泊者専用。棚には200冊を超える本が置いてあり、ライブラリー、ワーケーションとして利用できる。
こんな本もあった。
ミニシアターも併設している。
コーヒーマシーンがあり、無料で利用できる。
◇宿泊
公式HPプラン: 【HOKKAIDOLOVE割対象】《お電話&公式サイト限定*5%OFF!》=6/21チェックアウトまで=最大3,000円OFF+ほっかいどう応援クーポン付!/夕食メインは道産豚鉄板焼+山麓ビュッフェ、客室リラックスシングルで予約。17,765
円(税込・サービス料込)+250円(入湯税)-3,000円(北海道ラブ割)。チェックイン可能時間14時~19時、チェックアウト11時。
エレベーターで4階へ。降りたら3方向に分かれるので、客室案内板を見て廊下を進む。途中に無料ランドリールームがある。
案内されたのは、4階メゾネットタイプ・リラックスシングル。
ミニキッチン付き。売店で冷凍食品を販売している。フリーWi-Fi利用可。
収納家具に館内着(作務衣風)、タオル、茶碗・カップを収納している。
メゾネット2階の寝室にクイーンサイズのベッドを配している。
寝室には壁掛けテレビがある。
アメニティは1階ロビーにも用意している。
◇食事
食事はレストラン 「ステラモンテ 」でとる。夕食は18時~21時(LO20:30)、朝食は7時~9時(LO8:30)。夕食はチェックイン時に希望時間指定有り。
・夕食
受付で部屋番号を告げてから、客席に案内される。夕食メインは道産豚鉄板焼+山麓ビュッフェ。
メインは道産豚鉄板焼。スタッフが運んでくれる。
合鴨のスモーク・メランジュ、サーモンマリネ・ブロッコリーとエビの胡麻和え
ピザ、蒸し野菜
ふぐの唐揚げ・ザンギ、豚の角煮
野菜炒め・ボークジンギスカン、ソーセージ・じゃがいも
天ぷら、サラダ
鶏のつみれ汁、そば
あさりのワイン蒸し、キムチ・煮物
海老のカクテル、キンキの煮付け
パンプキンスープ、寿司
ケーキ、ドリンク
盛り付けの一例。
カフェオレ、ジュース、ケーキ一皿、クリームブリュレ、ショコラテ
・朝食
受付で部屋番号を告げてから席はフリー。朝食はバイキング。
サラダ、フレンチトースト・コーンフレーク
ベーコン・ソーセージ、回鍋肉
大根ステーキ、和え物・きんぴらごぼう
ふきとニシンの煮物・和え物、出汁巻きたまご
焼き鯖、煮物
牛筋、ミルクスープ
ご飯のお供、うどん
パン、デザート
盛り付けの一例。
フルーツ、バタートースト、クロワッサン、パンナコッタ、ピーチゼリー、コーヒーゼリー、ヨーグルト、カフェオレ、トマトジュース、牛乳。
◎大浴場
大理石の「石の湯」と檜の「木の湯」からなる。男女入れ替え制。
◇温泉分析書(脱衣所掲示)
2023/5/23撮
平成29年12月20日に作成した温泉分析書(ホクカン環境化学分析センター)。泉温:39.0℃(気温:-5℃)、湧出量:※ℓ/分(自然湧出)、pH値:6.4、溶存物質:1.568g/kg、成分総計:1.653g/kg、泉質:カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(中性低張性温泉)(旧泉質:含食塩・正苦味泉-石膏泉)
ボイラー室の源泉取り出し口で採取。
2018/6/7撮
平成元年9月18日に作成した温泉分析書(北海道立衛生研究所)。泉温:45.5℃(気温:21℃)、湧出量:300 ℓ/分、pH値:6.1、溶存物質:1.590g/kg、成分総計:1.710g/kg、泉質:カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(旧泉質:含食塩・正苦味泉-石膏泉)(中性低張性高温泉)
◇温泉成分に影響を与える項目
2023/5/23撮
・入浴に適した温度に保つために通年加温している。
・衛生管理のため塩素系薬剤を通年使用している。
■石の湯(2023年5月)
脱衣所に貴重品ロッカー有(無料)。宿泊客はチェックイン~24時、5時~10時まで利用可。朝風呂も前日と同じの「石の湯」で男女入れ替えはなかった。
◇内風呂
タイル張りの浴室に、高温湯、低温湯、ドライサウナ(ロウリュウ)、ミストサウナ、水風呂、シャワー付カラン13台、立ちシャワー、掛け湯を配置。シャンプー・コンディショナー・ボディソープあり。
・低温湯(40℃)
無色透明の湯。湯口台から湯は注いでいない。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。ぬるめの湯で、肌触りは微妙にキシキシ感あり。
湯底に湯口(吐出口)が2か所ある。数十分間隔で1分ほど湯が噴きあがっている。
2023/5/23、15時15分~16時、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水し、50℃で測定開始)。源泉(加温)かけ流しで、塩素系薬剤使用。
湯口:温度60.1℃、pH6.94、ORP値は83mvに収束した。
浴槽:温度37.8℃、pH7.64、ORP値は120mvに収束した。・高温湯(42℃)
無色透明の湯。湯口台から湯は注いでいない。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。やや熱めの湯で、肌触りは微妙にキシキシ感あり。
湯底に湯口(吐出口)が2か所ある。5分~10分間隔で1分ほど湯が噴きあがっている。
2023/5/23、15時15分~16時、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水し、50℃で測定開始)。源泉(加温)かけ流しで、塩素系薬剤使用。
2023/5/23、16時頃、高温湯で試料をミニボトルで採取し、遊離残留塩素測定器で遊離残留塩素濃度を測定。
測定値は0.00ppmとなり、遊離残留塩素の未検出を確認した。
◇電位-pH図
図算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
いずれも還元系にあり、温泉の鮮度は良好である。計測時、塩素系薬剤未使用の可能性あり。
・低温湯AI(△)(エージングの進行度mv)
ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×7.6)×1000=482.8
AI(△)=482.8-317≒166
■木の湯(2018年6月)
脱衣所に貴重品ロッカー有(無料)。
◇内風呂
広々とした浴室に、大浴槽×2槽、腰湯・泡湯、ドライサウナ、ミストサウナ、水風呂、掛け湯、立ちシャワー、シャワー付カラン14台配置、シャンプー・コンディショナー・ボディソープあり。
・低温湯
浴室の真ん中に配している。無色透明の湯。注湯量は間歇的に約5ℓ/分。知覚的には、微弱塩味、ほとんど無臭。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。つるすべ感に微妙にきしきし感も感じられる湯である。
2018/6/7、13時~13時30分、浴槽内でORP計測。源泉100%かけ流しで、塩素系薬剤使用。
湯口:温度45.2℃、pH6.6、ORP値は177mvに収束した。
浴槽:温度39.0℃、pH6.8、ORP値は172mvに収束した。
・高温湯
窓側に位置している。浴槽の縁を桧で囲んでいる。無色透明の湯。注湯量は約20ℓ/分。冬季は加温している可能性が有る。知覚的には低温湯に準ずる。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。
2018/6/7、13時~13時30分、浴槽内でORP計測。源泉100%かけ流しで、塩素系薬剤使用。
湯口:温度45.9℃、pH6.7、ORP値は176mvに収束した。
浴槽:温度41.9℃、pH6.8、ORP値は172mvに収束した。
・腰湯&泡風呂
左の浴槽が腰湯で、右が泡風呂。入湯時、泡風呂は泡湯が稼働していない。仕切り上部に湯口管を載せて、約10ℓ/分注湯している。2009年5月の入湯時、泡風呂は旭岳の伏流水を加温していたが、現在は源泉を使用と思われる。
2018/6/7、13時~13時30分、浴槽内でORP計測。源泉100%かけ流しで、塩素系薬剤使用。
湯口:温度45.0℃、pH6.7、ORP値は174mvに収束した。
腰湯:温度41.3℃、pH6.8、ORP値は171mvに収束した。
泡風呂:温度42.5℃、pH6.8、ORP値は172mvに収束した。
◇露天風呂
ウッドデッキを配した露天風呂。
2023年5月現在、閉鎖。
無色透明の湯。注湯量は約20ℓ/分。知覚的には、微弱塩味・ほとんど無臭。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。つるすべ感ときしきし感が微妙に拮抗している。
2018/6/7、13時~13時30分、浴槽内でORP計測。源泉(加温)100%かけ流しで、塩素系薬剤使用。
湯口:温度46.8℃、pH6.6、ORP値は176mvに収束した。
浴槽:温度43.1℃、pH6.6、ORP値は168mvに収束した。
◇電位-pH図
図算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
いずれも還元系にあり、温泉の鮮度は良好である。
・低温湯AI(△)(エージングの進行度mv)
ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×6.8)×1000=520.4
AI(△)=520.4-368≒152
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