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 東藻琴市街から芝桜花街道で藻琴山方向へ約8キロの場所に「東藻琴芝桜公園」がある。春になると、10ヘクタールに広がる芝桜の丘芝桜が鮮やかなピンク色に染まる。5月中旬から5月下旬にかけてが見ごろになる。

・参考記事

東藻琴芝桜公園基本データ
■大空町東藻琴末広393営業期間:5月3日~9月30日、開園時間:8時~17時
・芝桜まつり期間中の入園料(芝桜開花宣言の日から開花終了までの期間とする)
大人(中学生以上)700円(600円)
子供(小学生)300円(250円)
※括弧内は団体10名以上の料金
公式HP


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2025/5/8撮  
 
5月8日訪問時、東藻琴芝桜公園の芝桜は開花宣言前で入園料は無料で入園できた。翌9日にようやく開花宣言が発表された。
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 売店・食堂エリアの前を通る。
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 釣り堀エリアを通り過ぎる。
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  足湯と芝桜の湯が見える。

■芝桜の湯
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 公園内には昭和45(1970)年建設の保養所「末広荘」があり、昭和50(1975)年に温泉掘削して藻琴山温泉が誕生した。昭和52(1977)年には林業研修センターの「白樺荘」を建設。築30年経過して老朽化が目立ち、平成17(2005)年には温泉をくみ上げる鋼管が腐食崩壊して温泉を汲み上げられなくなった。平成18(2006)年3月31日の大空町発足と同時に施設を廃止した。
 平成18(206)年に3号井が完工し、平成25(2013)年5月、日帰り温浴施設の「芝桜の湯」が開業した。
 
・参考資料
「大空町史」

◇基本データ
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大空町東藻琴末広393、入浴料:大人500円、定休日:水曜
5月3日〜5月31日 11:00-18:00(受付17:00まで)
7月1日〜9月30日 16:00-20:00(受付19:00まで)
2025/5/8現在

◇浴場(男湯)
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 貴重品ボックスはロビーにある。

◇温泉分析書(ロビー掲示)
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平成29年9月13日に作成した温泉分析書(北海道薬剤師会公衆衛生検査センター)。泉温:59.8℃(気温:23℃)、湧出量:160ℓ/分(動力揚湯)、pH値:8.2、溶存物質:7.388g/kg、成分総計:7.388g/kg、泉質:ナトリウム・カルシウムー塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉)(旧泉質:含塩化土類-食塩泉)

◇温泉成分に影響を与える項目
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・温泉を利用する場所の温度
 高温浴43℃、中温浴41℃
・入浴に適した温度にするため、加水している。
 (水道水は加水になるが、水道水に含まれる塩素系薬剤は「入浴剤・消毒剤の添加」に該当しない)
 令和3(2021)年、水質検査の結果、レジオネラ菌が検出された。滅菌処理していない井戸水を給水タンクにためた段階で菌が増殖していると見込まれるため、井戸水から水道水に切り替えた。
おおぞら議会だより№62(令和3年11月30日)

◇内風呂

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 タイル張りの浴室に、高温湯、中温湯、シャワー付カラン4台配置。シャンプー類は置いていない。

・中温湯
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 ほとんど無色透明の湯。注湯量は約20ℓ/分。知覚的には、アブラ臭・微弱塩味。溢れた湯は排湯口から排湯している。ぬるめの湯でツルスベの浴感だが、次第にキシキシ感も体感できる。湯縁からオーバーフローしていないが、循環方式ではなく源泉(加水)かけ流しである。もちろん湯口は新湯。循環方式であれば一般的に湯底に吸込み口があって循環ポンプで循環させている。台上部の排湯口は循環回収用ではなくて自然排湯用である。
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 2025/5/8、12時10分~20分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。源泉(加水)かけ流しで、塩素系薬剤未使用。加水に含まれる塩素系薬剤は無視できるレベルなので一般的には温泉成分に影響を与えていないと思われる。
湯口:温度43.3℃(上下変動あり)、pH7.91、ORP値は57mvに収束した。
浴槽:温度39.6℃、pH7.91、ORP値は65mvに収束した。

・高温湯
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 ほとんど無色透明の湯。注湯量は約20ℓ/分。知覚的には、アブラ臭・微弱塩味。溢れた湯は排湯口から排湯している。やや熱めの湯でつるすべ感の中にもキシキシ感も感じられる。
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 2025/5/8、12時10分~20分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。源泉(加水)かけ流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度46.8℃(上下変動あり)、pH7.91、ORP値は52mvに収束した。
浴槽:温度42.2℃、pH7.90、ORP値は67mvに収束した。

・遊離残留塩素測定
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2025/5/8 12時30分頃、内風呂で試料をミニボトルで採取し、遊離残留塩素測定器で遊離残留塩素濃度を測定。測定値は0.41ppmになったが、白濁したことによる誤作動。0.41ppmの高濃度の遊離残留塩素が含まれていれば試薬を投入するとピンク色に染まるはずだが、ピンク色にならずに白濁した。温泉分析書にガス付随とあるのでガスの気泡が影響したか、DPD試薬に含まれる緩衝剤が温泉中のカルシウムと反応して白濁した可能性がある。

■足湯
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 芝桜の湯の前に足湯がある。
◇利用期間
5月3日から5月31日まで 午前9時から午後5時
・7月1日から9月30日まで 午前9時から午後5時
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 ほとんど無色透明の湯。注湯量は約20ℓ/分。知覚的には、アブラ臭・微弱塩味。溢れた湯は排湯口から排湯している。
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 丁度いい湯温である。
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2025/5/8、12時40分~50分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)。源泉(加水)かけ流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度50.3℃(上下変動あり)、pH7.93、ORP値は82mvに収束した。
浴槽:温度42.7℃、pH7.93、ORP値は87mvに収束した。

◇電位-pH図
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算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
いずれも還元系にあり、温泉の鮮度は良好である。

・中温湯(B)AI(△)(エージングの進行度mv)
 ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×7.9)×1000=468.7
 AI(△)=468.7-261≒208