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 「別海まきばの湯 しまふくろう」は、別海町西春別の国道272号線と国道243号線の交点にある温泉宿。温泉付き分譲地を手がける弟子屈の大道開発が平成15(2003)年に温泉掘削し、平成16(2004)年9月、別海町で観光ホテル・結婚式場を経営するプラザ観光が分譲地に「しまふくろう」を建て開業した。平成29(2017)年6月にプラザ観光が自己破産する数年前からヒコヤカンパニーが運営していたようだ。平成28(2016)年8月に「しまふくろう」は閉館。酪農家の市川さんが譲り受け、同年12月より「別海道の宿しまふくろう」から「別海まきばの湯しまふくろう」に変更して営業再開した。

◇基本データ

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■別海町西春別321番地、入浴料:大人500円、[4月~10月]11時~22時(木曜は17時~)、[11月~3月]11時~21時30分(木曜は17時~)

■公式HP


◇レストラン
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 ロビー右手にレストランがある。以前あった足湯付きテーブルは普通のテーブルに変わっている。
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 ドリンク、カレー、定食、軽食など。
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 ルワンダ産ゴリラコーヒー(440円)

■大浴場(男湯)
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 貴重品ロッカー(無料)あり。

◇温泉分析書(脱衣所掲示)

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左2021/5/5撮、右2013/9/7撮
平成 25年8月27日に作成した温泉分析書(太平洋総合コンサルタント株式会社)。泉温:51.4℃(気温:32℃)、湧出量:240ℓ/分(動力揚湯)、pH値:7.7、溶存物質:12.58g/kg、成分総計:12.59g/kg、泉質:ナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性高張性高温泉)(旧泉質名:食塩泉)

「北海道地熱・温泉 ボーリング井データ集および索引図 (2007)(統合版DVD)」(北海道立地質研究所) によると、
掘削年:2003年、掘削深度:1240.5m、掘削時湧出量:238ℓ/分

◇温泉成分に影響を与える項目

特に掲示はないが4項目該当なし。源泉かけ流し。

◇内風呂(男湯)
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2019/9/23撮
 タイル張りの浴室に、大浴槽、小浴槽、水風呂、シャワー付カラン7台、立ちシャワー1台配置。シャンプー・リンス・ボディソープあり。

・大浴槽
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2019/9/23撮
 微褐色透明の湯。湯底及びタイルは析出物で漆黒に変色している。袋を被せた湯口から約20ℓ/分注湯。知覚的には、微弱モール臭・強塩味。温泉分析書では腐植質の分析は行っていないが、西春別の農耕地土壌分類では厚層腐植質黒ボク土とあるので腐植質含有の可能性もある。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。2019/9/23の計測では注湯量約10ℓ/分、湯口温度49.0℃、浴槽温度42.9℃だったが、今回は熱くて長くは入れず。モール系と重曹系のツルスベ感有り。

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2021/5/5、13時10分~40分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水し、50℃で測定開始)。源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度51.4℃、pH7.69、ORP値は-192mvに収束した。
浴槽:温度44.8℃、pH7.72、ORP値は-91mvに収束した。

・小浴槽
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2019/9/23撮
 微褐色透明の湯。湯底は析出物で漆黒に変色している。バイブラ装置とジェットバス装置があるが、別海まきばの湯に変わってから稼働していない。袋を被せた湯口から約5ℓ/分注湯。知覚的には、微弱モール臭・強塩味。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。適温でツルスベ感有り。
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2006年8月撮
 2006年8月当時は、バイブラとジェット湯が稼働していた。
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2013/9/7撮
 2013年7月当時はジェット湯のみ稼働していた。
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2021/5/5、13時10分~40分、浴槽内でORP計測。源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口:温度50.2℃、pH7.69、ORP値は-181mvに収束した。
浴槽:温度40.1℃、pH7.69、ORP値は-77mvに収束した。

◇露天風呂(男湯)
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2021/5/5撮
 露天風呂は高い塀に囲まれて眺望は望めない。
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 微褐色透明の湯。湯底は析出物で漆黒に変色している。湯口は2箇所有り、注湯量は湯口左が20ℓ/分、湯口右が30ℓ/分(夏季は左右とも絞っている)。知覚的には、微弱モール臭・強塩味。溢れた湯は排湯口から排湯している。岩の表面に黒褐色の植物性成分が付着している。モール系と重曹系のツルスベ感有り。
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2021/5/5、13時10分~40分、浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水し、50℃で測定開始)。源泉100%掛け流しで、塩素系薬剤未使用。
湯口左:温度51.4℃、pH7.69、ORP値は-139mvに収束した。
湯口左:温度51.4℃、pH7.69、ORP値は-139mvに収束した。
浴槽:温度42.1℃、pH7.79、ORP値は-33mvに収束した。

・遊離残留塩素測定
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2021/5/5、13時45分頃、浴槽で試料をミニボトルで採取し、遊離残留塩素測定器で遊離残留塩素濃度を測定。
測定値は0.00ppmとなり、遊離残留塩素の未検出を確認した。

電位-pH図(2019/9/23)
キャプチャ
算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
いずれも還元系に有り、温泉としての鮮度は良好である。

・大浴槽AI(△)(エージングの進行度mv)
 ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×7.8)×1000=473.4
 AI(△)=473.4-179≒294

◇電位-pH図(2021/5/5)

キャプチャ

算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
いずれも還元系に有り、温泉としての鮮度は良好である。
・大浴槽AI(△)(エージングの進行度mv)
 ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×7.7)×1000=478.1
 AI(△)=478.1-101≒377