
国道244号を九虫橋から標津方面に約300m走行して野付湾側に入ると、野付湾に面した高台に「シーサイドホテル」がある。右手に「民宿トドワラ荘」も併設している。昭和58(1983)年、温泉ボーリングして温泉が湧いた後に、「民宿トドワラ荘」を開業。平成4(1992)年、鉄筋2階建ての「シーサイドホテル」がオープンした。
◇基本データ
■別海町尾岱沼岬町29、入浴料:大人500円、営業時間:13時~20時
■公式HP


脱衣所にコインロッカー(100円返却式)あり。
◇温泉分析書(脱衣所掲示)

左2019/9/23撮、右2010年9月撮
平成30年5月8日に作成した温泉分析書(北海道立衛生研究所)。泉温:54.7℃(気温:6℃)、湧出量:82ℓ/分(自噴)、pH値:7.7、溶存物質:12.09g/kg、 成分総計:12.10g/kg、泉質:ナトリウム-塩化物泉(高張性弱アルカリ性高温泉)(旧泉質名:食塩泉)
「北海道地熱・温泉ボーリング井データ集~1990」によると、掘削年:1983年、掘削深度:1000m、掘削時湧出量:360ℓ/分。
平成19年の温泉分析書では、臭化物イオンは未検出、腐植質は未調査だったが、平成30年の温泉分析書では臭化物イオンは5.7mg検出、腐植質は検出せずとなっている。
◇温泉成分に影響を与える項目
・衛生管理のため、塩素系薬剤を使用している。
・内風呂は加水している。
◇内風呂(男湯)

タイル張りの浴室に大浴槽が一槽。シャワー付カラン7台。シャンプー・ボディソープあり。
![d2bfd71a[1]](https://livedoor.blogimg.jp/t2412/imgs/f/7/f7ed394f-s.jpg)

微黄緑を帯びたほとんど透明の湯。岩湯口から約20ℓ/分注湯。知覚的には、芳香性モール臭(臭素臭)、強塩味。湯口管と水道管を引き込んで混合している。加水は地下水を利用している。溢れた湯は湯縁からオーバーフローしている。滑らかな肌触りでツルスベ感あり。道立衛生研究所の調査ではモール系温泉の指標となる腐植質は未検出となっている。臭化物イオンが検出されているので、臭素臭の芳香の可能性がある。


2019/9/23、13時15分~40分、 浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水)、源泉(加水)掛け流しで、(入湯時)塩素系薬剤未使用。ORP値が露天風呂よりも低いのは地下水の影響が大きいようだ。
湯口:温度43.3℃、pH8.1、ORP値は-181mvに収束した。
浴槽:温度42.4℃、pH8.0、ORP値は-104mvに収束した。
◇露天風呂(男湯)
湯船の周囲に大きな岩を配した露天風呂。向こうには野付湾が望める。

微黄を帯びたほとんど透明の湯。湯口管から約20ℓ/分注湯。知覚的には芳香性モール臭(臭素臭)、強塩味。溢れた湯は排湯口から排湯している。滑らかな肌触りでツルスベ感あり。


2019/9/23、13時15分~40分、 浴槽内でORP計測(湯口はミニボトルで採水し、50℃で測定開始)、源泉100%掛け流しで、(入湯時)塩素系薬剤未使用。
湯口:温度52.7℃、pH7.7、ORP値は-6mvに収束した。
浴槽:温度39.8℃、pH7.9、ORP値は3mvに収束した。
◇電位-pH図
算式を利用して標準水素電極基準に変換してから電位-pH図を作成。Ehは図表の通り。
いずれも還元系にあり、温泉としての鮮度は良好である。湯表示では、衛生管理のため塩素系薬剤を使用しているとあるが、塩素系薬剤注入を控えている可能性がある。
・内風呂AI(△)(エージングの進行度mv)
ORPeq(平衡値mv)=(0.84-0.047×8.0)×1000=464
AI(△)=464-90=374
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